チェック項目の説明 ▼拡張子なし  拡張子がないアイテム名を検出します。  拡張子は名称末尾の「ピリオド+半角英数字の組み合わせ」とされています。しかし、非互換ネームcheckでは「ピリオド+英字1文字+英数字の組み合わせ」としています。ピリオド直後の1文字を英字のみにすることで、Mac OS Classic でよく見かける「〜.11.25」といった日付を拡張子と見なさないようにするためです。  ディレクトリ(ディスクやフォルダ)の名称は対象外です。  Windows環境へデータを渡す際には必須のチェック項目です。 ▼Windows 禁止文字  Windowsで名称に使えない文字、文字列が使われているアイテム名を検出します。 1.「 " / < > ! * ? ¥ \ | , ; 」12文字のいずれか 2.名称の先頭文字が「ピリオド」または「半角スペース」 3.名称の末尾文字が「ピリオド」 4.名称全体が「CON」「PRN」「AUX」「NUL」「CLOCK$」「COM1〜COM9」「LPT1~LPT9」と同一。(大文字・小文字のいずれも不可。拡張子付きでも不可)  Windows環境へデータを渡す際には必須のチェック項目です。 ▼制御文字 (Cc, Cf)  制御文字が含まれているアイテム名を検出します。CcとCfはUnicodeのCategoryです。  Cfは厳密にいうと制御文字ではありませんが、視認できないゼロ幅文字が含まれているのでここに入れています。  このチェック項目は必ずONにしておくことをお勧めします。 ▼ロングネーム|Mac  名称を MacJapanese に変換した状態で、その総バイト数が31より多いアイテム名を検出します。  検出された名称は、Mac OS Classic では文字数が多すぎるので文字化けします。  Mac OS Classic 環境へデータを渡す際には必須のチェック項目です。 ▼ロングネーム|Win (非8.3形式)  8.3形式ではないアイテム名を検出します。  ここでは8.3形式を「使える文字が半角大文字英数字とピリオドだけ」「ピリオドはひとつだけ」「文字数がピリオドの前が8文字まで、ピリオドの後が3文字まで」として、それに合致しない名称をロングネームとして検出します。一部の記号も使えるようですが、面倒なのでそれらは不可にしています。拡張子がなくても、8文字以内ならファイル/フォルダの区別なく8.3形式に合致していると見なします。  この仕様は作者が全然分かっていないので確実に間違っています。ベストな検証方法をご存知でしたらご教授ください。  なお、編集文字の着色は、該当箇所のみではなく、全文字が着色されます(手抜き)。 ▼規格外|CP932  CP932の規格にない文字が使われているアイテム名を検出します。  Windows環境のみへデータを渡す時のチェック項目です。 ▼規格外|MacJapanese  MacJapaneseの規格にない文字が使われているアイテム名を検出します。  Mac OS Classic 環境のみへデータを渡す時のチェック項目です。 ▼規格外|ISO-2022-JP  ISO-2022-JPの規格にない文字が使われているアイテム名を検出します。  日本語環境へデータを渡す時の汎用的なチェック項目です。 ▼規格外|標準 ASCII  標準 ASCII の規格にない文字が使われているアイテム名を検出します。  非日本語環境へデータを渡す時の汎用的なチェック項目です。 ▼Unicode|合成除外文字  合成除外文字が使われているアイテム名を検出します。  結合文字の並びを合成する方法としてUnicode正規化の合成が利用されますが、そこで問題となるのが合成除外文字です。合成は、いったん分解してから合成をします。しかし、分解されるものの合成されない文字があり、それを合成除外文字といいます。(たとえば合成除外文字の「神(示編)」は分解されると「神(ネ編)」に変わります。ちなみに、Unicode用語では1文字が別の1文字に変わる場合も分解といいます)  このチェック項目が必要な例として、Adobe InDesign CS3 以降での配置ファイルがあります。配置ファイル名を正規合成してから保持するので、名称に合成除外文字が使われていると異なったファイル名で保持されてしまい、作業環境以外でリンク切れになります。  InDesign CS1 も互換合成をするので、このチェック項目は同様に必要です。  InDesign CS2 はまったく正規化をしないので、このチェック項目は必要ありません。  なお、Appleの「HFS+フォーマット」はアイテム名を正規分解していますが、合成除外文字を分解しない特殊な方法なので、合成除外文字がそのままアイテム名に残ります。(OSX 10.4 ではFinder上で名称を直接編集すると合成除外文字も分解されましたが、10.5からまた分解されなくなっています) ▼Unicode|互換分解可能文字  互換分解可能文字が使われているアイテム名を検出します。  互換分解可能文字は、その互換分解が正規分解と異なる文字です。(たとえば互換分解可能文字「①」は、正規分解では変わりませんが、互換分解では「1」に変わります)  このチェック項目が必要な例として、InDesign CS1 での配置ファイルがあります。配置ファイル名を互換合成してから保持するので、名称に互換分解可能文字が使われていると(互換合成は互換分解してから正規合成するので)異なったファイル名で保持されてしまい、作業環境以外でリンク切れになります。  InDesign CS2 はまったく正規化をしないので、このチェック項目は必要ありません。  InDesign CS3 以降の正規合成も互換分解可能文字は変わらないので、このチェック項目は必要ありません。 ▼Unicode|結合文字の並び  結合文字の並びが使われているアイテム名を検出します。  「結合文字の並び」は、見た目は字形も同じ1文字なのに、2文字以上のデータの組み合わせで構成されている文字です。  Appleの「HFS+フォーマット」は、アイテム名称をすべて正規分解しています(合成除外文字は分解されませんが、ここでは考えなくてもいいです)。分解されると「結合文字の並び」にできる文字はすべて「2文字以上のデータの組み合わせ」に変わります(見た目は変わらないので、眼で見ても判別は不可能です)。たとえば、日本語では濁音、半濁音がある文字は「結合文字の並び」に変わります。  ソフトウェアの中には「結合文字の並び」に対応できないものがあり、そのためファイルを正常に扱えない場合があるようです。 ▼Shift-JIS|5C  名称をShift-JISに変換した状態で、そこに「2バイト目が5C」の文字が使われているアイテム名を検出します。 ▼半角スペース(0020)  半角スペース(U+0020)が使われているアイテム名を検出します。  「規格外」のチェック項目がONになっている時は、該当のエンコーディングに変換してからその文字列に半角スペースがあるかどうかを調べます。 ▼大文字と小文字を区別  「abc.txt」「aBc.Txt」などのように “大文字と小文字を区別しない環境では同一と見なされる名称” が同一階層に同時に存在しているアイテムを検出します。  このチェック項目は、検証対象のルートディスクが「大文字と小文字を区別(Case-sensitive)」にフォーマットされているか否かに関らず、必ずONにしておくことをお勧めします。