
なると巻き
Naruto-maki
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目的
- InDesign には、CS4 まで正常に表示されていた文字が CS5 以降で化けるバグがあります。
詳細:InDesignの異体字属性伝染と文字化け(深刻なバグ) - このソフトは文字化けの原因である「不正な aalt または nalt」を検出、除去するソフトです。
- CS2〜4 で不正な aalt/nalt を除去すると、CS5 で開いたときの文字化けを防げます。
- CS5 以降で不正な aalt/nalt を除去すると、文字化けを直せます。
使い方
簡単。
検出
- ウインドウの[検出]ボタンを押します。
- じーっと待ちましょう。がまん。
- 不正な aalt/nalt が検出されると、細長いウインドウに一覧表示されます。
- 一覧表示の文字をダブルクリックすると、indd 上で該当の文字が選択状態になります。
除去
- [除去]ボタンを押すと、不正な aalt/nalt が除去されます。
注意 !!!
- aalt/nalt が除去されたときに、見えなかったルビ文字が現れる場合があります。注意してください。
詳細:InDesignのルビは見えなくても残っていたりする - [一括除去]を ON にすると検出された文字をすべて処理します。しかし、上記の問題があるので、1文字ずつ確認しながらすることをお勧めします。
その他
- リストを右クリックすると、詳しい文字情報が表示されます。
- 検出ウインドウ最上部をクリックすると、indd で選択状態になったときの表示倍率を設定できます。
仕様など
- aalt/nalt の番号が「GSUBのLookupで紐付けされている数−1」よりも大きい場合を不正とみなしています。
- 検出した文字がすべて化けるわけではありません。
- 改行文字(U+000D)は、aalt/nalt が付いていれば不正でなくてもリストに表示します。
インストール
- アプリケーションフォルダ等、任意の場所にコピーしてください。
- アンインストールはゴミ箱で削除してください。
動作確認
- Mac OS 10.7.5(たぶん 10.4 以降で動作すると思います)
- Adobe InDesign CS2〜6
改訂履歴
1.2.0 2013/07
・aalt/nalt を除去する方法が分かりにくかったのを改善
・微調整
1.1.0 2011/08
・OS X 10.7(Lion)に対応
・「command+option+ダブルクリック」を「command+shift+ダブルクリック」に変更
・微調整
1.0.0 2011/08 公開
謝辞
- 開発チームに参加していただいた池田さん、森さん、尾花さんにお礼を申し上げます。池田さんのスクリプト処理、森さんのフォント情報取得、尾花さんの CS5 対応へのこだわり、私ひとりでは到底このソフトは作れませんでした。
- InDesign の異体字伝染とその文字化けを調査して指摘した直井さんにお礼を申し上げます。このソフトを作るきっかけとなり、多大な助言をいただきました。
- 大石さんにお礼を申し上げます。InDesign の異体字属性の扱いについて多大な助言をいただきました。
- 多くの方々から助言と励ましをいただきました。お礼を申し上げます。