[環境設定 > 保存] ファイルを保存する時のデフォルト設定
メニューバー[浮紙8 > 環境設定… > 保存]で、ファイルを保存する時のさまざまな処理を設定します。
テキストエンコーディング
ファイルに保存するテキストのエンコーディングを指定します。
通常は「自動」でよいでしょう。ただし、ここは浮紙独自の仕様にしています。
- ファイルのエンコーディングがUniciode系なら、同じエンコーディングで保存する。
- ファイルのエンコーディングが非Uniciode系なら、UTF-8で保存する。
浮紙の内部では、テキストはUTF-8(またはAPI上でUTF-16)です。Unicode系で保存すれば文字化けしないので安全です。一方で、非Unicode系で保存しようとすると、文字化けの危険を伴う変換が必要になります。浮紙はこの変換で文字化けの有無を確認するので、文字化けしたままファイル保存されることはありません。そうはいっても、ファイルが非Unicode系だからといって同じエンコーディングで保存しなければならない理由は(特殊な用途を除いて)ほとんどないでしょう。そこで「自動」では、とくに無意味にShift JIS系で保存されるのを防ぐ理由でこの仕様にしています。
もし非Unicode系で保存する必要があれば、[別名で保存]で表示される保存パネルでエンコーディング指定をするとよいでしょう。
ファイル保存が終わると、ウインドウの右上にファイルのテキストエンコーディングが表示されます。どのエンコーディングで保存されたのかを容易に確認できます。
拡張属性を付ける
macOSにはファイルにさまざまな拡張属性を付ける機能があります。拡張属性はファイルの(中ではなく)外に貼るお札のようなものだと思ってください。この設定をONにしておくと、ファイルのテキストエンコーディングの種類を明示する拡張属性が付けられます。こうしておくと、ファイルを開く時にそこを参照するだけで正確なエンコーディングの取得ができるようになります(つまり開いた時に文字化けする心配がなくなります)。Mac OS X 10.4以降のテキストエディットも採用している方法です。
改行コードを全置換
テキスト編集中に異なる改行コードが混在することはよくあります。浮紙では不可視文字の表示でCRとLFを区別しているので、混在は結構目立ちます。ここの設定で改行コードを指定すると、保存時に全置換(統一)します。[置換しない]にすると、そのままの改行コードで保存します。
CP932はCRLFに置換する
ここをONにすると、CP932で保存する時に改行コードをWindowsのCRLFに全置換します。ONを推奨。
MacJapaneseはCRに置換する
ここをONにすると、MacJapaneseで保存する時に改行コードを旧Mac OSのCRに全置換します。ONでもOFFもどちらでもよいでしょう。
保存パネルで “.txt” を強制的に付ける
ここをONにすると、保存パネルでファイル名に“.txt”以外の拡張子が付けられなくなります。この設定は保存パネルにもあり、その場で切り替えられます。ここはデフォルトをどれにするかを設定するだけのものです。