Glyphs Miniで日本語のフォントを作れる?

そういえば、Glyphs Miniの説明って、専門的すぎてよく分からないです。

Glyphs Miniを検討している方が一番知りたいのは「日本語のフォントを作れるのかどうか」ですよね。結論を先に言うと、

日本語の文字は作れますが、縦組みに対応できません。

Glyphs Miniは欧文フォント用です。でもいまどきの欧文フォントって、日本語の文字も入れられるのです。

これを縦組みに対応させる(拗促音や約物の縦組み用グリフを有効にする)には、縦組み用のOpenTypeフィーチャーが必要です。Glyphs Miniはこれができないんですね。

平仮名や片仮名だけの小さなフォントでも、縦組みに対応させたいところです。それにはMiniではなくPro版を使う必要があるのです。

Glyphs MiniはDTPの作字フォント作成に使える?

DTPの作字フォント用途で、Miniはさらにひとつ難があります。

日本語の文字でもInDesignは欧文扱いしてしまいます。

OpenTypeの日本語の文字をInDesignで日本語扱いさせるには、CID-keyedにする必要があります。Pro版はそれが可能ですが、Miniはできません。

Miniが作るOpenTypeは、Name-keyedのみです。InDesignはName-keyedをすべて欧文と見なすので、和欧間のアキが欧の方で発生してしまいます。

なお、Illustratorは大丈夫。Name-keyedの日本語をちゃんと日本語扱いしてくれます。

追記
「InDesignはName-keyedをすべて欧文と見なす」は単純に言いすぎました。正確にはこうです。

InDesignは文字組みアキ量でName-keyedの文字を欧文用文字クラスにする。

行分割などは日本語の文字として扱っているのですが、文字組みアキ量だけが欧文扱いになります。

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