今までず~っと不思議に思っていたんですけど、やっとその原因が分かりました。一応ここに書いておきますね。
InDesignの初心者は、文字スタイルと段落スタイルをこう思っているようです。
- 文字パネルの設定を保管するところ → 文字スタイル
- 段落パネルの設定を保管するところ → 段落スタイル
違うんです。こうじゃない。でも考えてみると、こう思い込んでしまうのも無理はありませんよね。初心者が陥るこの罠に、今までどうして気づかなかったんだろ…?
正しくはこうです。
- 文字パネルの設定を保管するところ → 文字スタイル
- 文字に関する設定をすべて保管するところ → 段落スタイル
「段落スタイル」という名前が良くない。これが誤解の元凶。「総合文字スタイル」とでも呼んだ方がいいかもしれません。
それでは「文字スタイル」はなんのためにあるのか。これは一部分だけ段落スタイルと異なる書式にするときに使うものです。これも名前が良くないですね。「部分文字スタイル」とでも呼んだ方がいいかもしれません。
実は「文字スタイルだけでスタイルをあてている異様なinddファイル」が日々量産されています。外部で作られたinddを受け取ることがあるのですが、スタイルを正しく使い分けている方がむしろ例外。どうしてこんな変な作り方をするのかな~と不思議だったのですが、上記のように誤解をしているのが原因であると、やっと分かった次第です。
この誤解の根深さは、当人にしてみればあたりまえの自明なことだと思っているところです。自明なので、自分がそう思っていることをことさら他人に説明できない。誤解であることを納得させるには、それが自明でないことをはっきり言ってあげる必要があるんですね。
文章スタイルと例外文字スタイルとでも言い換えたほうがいいかな
— ヒサノ@P5 (@sistervivienne) October 29, 2014
そうそう、そういうこと!
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