InDesignの文字スタイルと段落スタイルの根深い誤解

今までず~っと不思議に思っていたんですけど、やっとその原因が分かりました。一応ここに書いておきますね。

InDesignの初心者は、文字スタイルと段落スタイルをこう思っているようです。

  • 文字パネルの設定を保管するところ → 文字スタイル
  • 段落パネルの設定を保管するところ → 段落スタイル

間違った考え方
違うんです。こうじゃない。でも考えてみると、こう思い込んでしまうのも無理はありませんよね。初心者が陥るこの罠に、今までどうして気づかなかったんだろ…?

正しくはこうです。

  • 文字パネルの設定を保管するところ → 文字スタイル
  • 文字に関する設定をすべて保管するところ → 段落スタイル

「段落スタイル」という名前が良くない。これが誤解の元凶。「総合文字スタイル」とでも呼んだ方がいいかもしれません。

それでは「文字スタイル」はなんのためにあるのか。これは一部分だけ段落スタイルと異なる書式にするときに使うものです。これも名前が良くないですね。「部分文字スタイル」とでも呼んだ方がいいかもしれません。

実は「文字スタイルだけでスタイルをあてている異様なinddファイル」が日々量産されています。外部で作られたinddを受け取ることがあるのですが、スタイルを正しく使い分けている方がむしろ例外。どうしてこんな変な作り方をするのかな~と不思議だったのですが、上記のように誤解をしているのが原因であると、やっと分かった次第です。

この誤解の根深さは、当人にしてみればあたりまえの自明なことだと思っているところです。自明なので、自分がそう思っていることをことさら他人に説明できない。誤解であることを納得させるには、それが自明でないことをはっきり言ってあげる必要があるんですね。

そうそう、そういうこと!

1件のコメント

  1. 似たような事例で、本文の段落スタイルを作って適用している上から、すべての文字に段落スタイルと同じ設定の文字スタイルをあてているinddファイルがあります。私はCSあたりからのユーザーなので、「きっとまだQuarkの呪縛から抜け出せずにいるデザイナーさんが多いんだろうな」と思っていたのですが、気が付けばあれから10年以上も経っています。なのにまた先週、同じようなデータが入稿されてきて、「またか…」とため息を吐くと同時に「いやいや待てよ!?」と思った次第。
    ものかのさんのおっしゃるように確かに文字パネルと段落パネルがそれぞれスタイルに対応しているという誤解はあるような気がしますが、それならなぜ段落スタイルに文字スタイルと同じ設定項目が並んでいて、それが編集可能なのか、疑問に思わないのかなと思いました。かくいう私も最初はレイアウトグリッドとフレームグリッドと段落スタイルと文字スタイルすべてにフォントの設定があるので、それぞれがどう役割分担しているのか、理解するのに時間がかかった記憶があります。そこを突き詰めて理解しようとする人が意外に少ないのかなと、ちょっと寂しくなった今日この頃です。

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