OSX10.9(Mavericks)からシステム付属のフォントに、
- Hannotate SC
- Hannotate TC
- HanziPen SC
- HanziPen TC
上記フォントが追加されていますけど、これは日本語フォントではありません。中国語フォントです。SCは簡体字(Simplified Chinese)、TCは繁体字(Traditional Chinese)です。
Adobe CS6を使っていると、フォントメニューの日本語フォントのエリアにあるので、日本語フォントだと思い込んでしまいます。
でも、CC以降のフォントメニューではちゃんと中国語フォントのエリアにあります。しかも、Illustratorでは中国語のローカライズ名で表示されるので、うっかり日本語フォントと間違えることはありません。
日本語フォントだと思ってしまう原因は他にも「仮名がある」ことですよね。先日教えてもらったのですけど、中国の文字コード(GB)はそもそも日本のJISコードを手本に作られたので、日本語の仮名が入っているんですって。だから中国語フォントには仮名がある。びっくり。
中国語なので漢字も日本語とは違います。とくに「直」なんかは全然違いますよね。さらに、縦組にすると日本語の文字は縦組用のグリフがないので、ヘンなことになります。
ここだけの話、日本語だけの書籍のフォーマットでこのフォントを指定したものが本当にあったんですよ。くれぐれも仕事では使わないようにしましょうね!
注:日本語版は販売されています。 PDF
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Adobeのソフトに付属してる中国のフォントを、デザインが面白くて仕事で使っちゃいましたw
ほんの数文字ですが
あえて使うときもありますよね。
漢字は日本語との違いが微妙な場合があるので注意です。「春」の五画目とか。