注)Glyphs 2.2.2時点での情報をGlyphsで日本語OpenTypeフォントを作るに書きました。
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Glyphs の App Store 版が 1.4 にアップデートして、待望の CID-keyed の書き出しに対応しました! その方法の説明がどこにもないので、ここに書いておきます。(注:Glyphs Mini はできません。今後も対応しないと思います)
Glyphs で CID-keyed フォントを書き出す
[10/21更新]10/14 にこのページを公開して以降、CID-keyed 書き出しの説明はそう簡単にはいかないことが分かりました。そこで、岡野さんにいろいろと教えてもらいながら「現状のまとめ」を作りました。
(追記:まとめをGlyphs日本支部で更新しています)
CID-keyed 書き出しの公式ドキュメントがないので、仕様なのか不具合なのか判然としないところもあります。「ここヘンじゃない?」と思われた方は、ぜひフィードバックして直してもらいましょう。
はじめまして。
プラスデザイニングの記事を拝見させていただきました。とても簡潔にまとめられていて分かりやすく読ませていただきました。ありがとうございました。
今度通っている私塾でGlyphsを使った仮名/漢字制作ワークフローをデモさせていただくことになり、こちらのツールをご紹介させていただいてもよろしいでしょうか。AFDKOのnameテーブル内に記述するのにも便利そうです。
ちなみに『+DESIGNING vol.34』ページ内のUnicode番号の記述に関して、「Glyphs」では フォント情報>その他の設定>お勧めのグリフ名を使わない をチェックすることで、任意のグリフ名にUnicodeを付記することが出来るようです。Name-Keyedで任意のグリフ名を使いたい場合は可能なようです。ただし、ROSでAdobe-Japan1-6を書き込んだ場合は、CID変換時にグリフ名優先で、独自に入力したUnicodeは破棄されるようでした。
和文フォントではBASEテーブルが必要になることがありますが、フィーチャー内の「先頭」内に記述することで、反映されるようでした。BASEテーブルは table BASE {から書き始めないと、残らないようです。
VORGは「先頭」位置にvmtxとして書き込むと反映されるようですが、グリフウィンドウ内のメトリクス入力で縦方向のメトリクスを書き込むと重複することになり、エラーになりました。
いずれもminiではなくGlyphsの情報ですが、共有させて下さい。また、使用中に気付いたことを書かせていただいておりますので、検証が十分でなく間違っている場合や、いずれかの回避方法により可能になるかもしれませんのであしからずご容赦下さい。
今後とも楽しみにさせていただきます。
岡野様
はじめまして! コメントをいただけて嬉しいです!
MakeFontMenuName は、もちろんどこでもお使いください。
「フォント名に使えない文字をアンダーバーにする機能」を付けていましたが、先ほど BMP 以外の文字も使えないことに気づき、修正して再UPしました。
[お勧めのグリフ名を使わない]はそういう使い方をするものなんですね。確かにCIDへマッピングしている仕様を考えると「お勧めのグリフ」にしておいた方が無難です。
BASE や縦用のメトリクス関連は、私も今後の課題として調べているところでした。情報をいただけると助かります!