浮紙8 ベータ版

浮紙を愛用している皆さん、何年も長くお待たせしてしまいました。
本日、浮紙8のベータ版をついに公開しました!
ダウンロードは 浮紙ページからどうぞ。

使い方もがんばって書きました。まだ足りないところもありますが、ちょっと独特な機能もありますので軽く目を通しておくとよいでしょう。

使っていてなにか気がついたことがありましたら、@monokano か、下のコメントで教えてくださいな。

追記:
開発の進捗などの細かいことはdtp-discourseのスレッドで書いています。

Glee Ai 1.3.2


Glee Aiを1.3.2に更新しました。
ダウンロードは Glee Ai ページからどうぞ。
Ai File Version もあわせて更新しました。

  • Illustrator EPSファイルの保存バージョン情報を正確に取得できない場合があったのを修正。

Illustrator EPSファイルの保存バージョン情報は、2つある「%%Creator」の2番目にあります。ところが、そのファイルにPhotoshop EPSを配置していると、Photoshop EPSの「%%Creator」も記述されてしまう場合があることがわかりました(かならずそうなるわけではありません)。そうなると「%%Creator」が3つあることになります。この状態での保存バージョン情報取得がうまくいっていなかったので、これを直しました(thanks! ユースケさん)。

このような想定外のファイルは、まだほかにもあるかもしれません。「あれ、おかしいぞ?」というファイルがあったら教えてくださいね。

Glee Ai 1.3.1


Glee Aiを1.3.1に更新しました。
ダウンロードは Glee Ai ページからどうぞ。

Ai File Version もあわせて更新しました。

  • 読込サイズ制限をOFFにしてもOFFになっていなかったのを修正
  • エラーが表示される場合があったのを修正
  • 巨大なファイルサイズのときの安定性を向上
  • 読込サイズ制限のスライダーを950MBまで拡張

まず、私のうっかりミスがありました。ごめんなさい! さらに、私の想定していなかったIllustratorファイルの存在が発覚して、それに対応しました。どんなファイルかというと、巨大なファイルサイズの中に必要な情報がほとんどファイルの末端に集まっているんです。こういう無茶振りなファイルでエラーになったり不安定になったりしたので、一通り直した次第です。(thanks! 髙瀨さん)

Glee Ai 1.3.0


Glee Aiを1.3.0に更新しました。
ダウンロードは Glee Ai ページからどうぞ。

さらに、バージョン情報を検出するだけの簡易版 Ai File Version もあわせて公開します。

今回更新した目的は、Illustrator CC 2018.1(v22.1)の対応です。更新作業は公開しながら行ったので、詳しくは下記のスレッドをご覧ください(のえるさん、ありがとう!)。かなり大がかりな改訂となりました。Glee Ai 1.3b – DTP-Discourse.jp

  • ―― CC 2018.1(v22.1)対応
  • 作成/保存バージョンを必ず調べるようにした
  • 通知ウインドウに作成/保存バージョンを常時表示するようにした
  • 通知ウインドウの設定「CCのファイルはCCの下位バージョンで開くのを許可する」を廃止
  • 通知ウインドウの設定に「保存バージョンで開くのを許可する」を追加
  • 詳細情報ウインドウを全面改訂
  • 環境設定の「リソースフォークがなかったら、情報ウインドウを表示する」を廃止
  • 環境設定に「読込サイズ制限」を追加
  • ―― その他
  • CS5.1のファイルとアプリのバージョン照合が不正確だったのを修正(thanks! ユースケさん)
  • Illustrator.appからファイルアイコンを取り込めない場合があるのを修正(thanks! あかつきさん)
  • 通知ウインドウを閉じる時にクラッシュする場合があるのを修正
  • CS6以降のファイルは作成バージョンにMac / Winの情報をつけるようにした(あかつきさんの要望)
  • 通知ウインドウでリストのダブルクリックでファイルを開けるようにした(のえるさんの要望)
  • 開いたファイルのログを取る機能を追加した(のえるさんの要望)
  • Dockメニューに「環境設定…」を追加
  • 通知ウインドウの各種アイコンをHi-DPI対応にした

「字詰め」って言わない方がいいよね

個人的な雑感です。

「字詰め(じづめ)」という用語があります。人によって、これは全く異なる意味で使われています。

  • 一行あたりの文字数のこと
  • 文字間をより狭くすること

どちらも文字組版に関わることなのですが、指し示していることはまったく違います。私は文字組版の現場で長年仕事をしてきたので、字詰めといえば文字数のことです。文字間をツメる意味でこの用語を使われると、かなり違和感があります。

でも、もはやどちらが正しいという問題ではなくなっています。仕事の打ち合わせで相手が「じづめ」と言った時に、どちらの意味なのかをまず探らないといけないのが現状です。相手の経歴、職能、年代などを推測しながら、話の流れでどちらなのかを察していく。そのくらいハイコンテクストすぎる用語になっています。

このように普通に伝わる期待や安心が喪失し、疑念が先に立ってしまう時点で、もう用語としては破綻しているのではないでしょうか。

どちらが一方的に悪いといったものでもありません。「字詰め」だけで意味を同定できなくなった現状は変えられません。だったら、もうこんなコミュニケーション不良をまねくような用語なんて、大人の配慮として使わない方がいいでしょう。「一行の文字数」「文字間のツメ」と誤解の余地がない明確な言い方をすればいいのではないでしょうか。