InDesign CS6をまともに仕事で使えるのは
OS X 10.10 Yosemiteまで

どこにもはっきりと書いたものがないので、ここに書いておきます。

InDesign CS6をまともに仕事で使えるのはOS X 10.10 Yosemiteまでです。

Adobe Creative CloudはCS6からインストールできて、OS X 10.11 El Capitan以降にもインストールできてしまいますが、「起動しない」「起動してもクラッシュする」等々、あまりに不安定で仕事で使える状況ではありません。

CS6だけでなく、InDesignのCSシリーズは、OS X 10.11 El Capitan以降で仕事に使うのはあきらめてください。

追記:
2019年5月9日、Adobe CCからCS6のインストールができなくなりました。かつて販売されていたパッケージ版のCS6はライセンス上の問題がないので使用できるとのことですが、やはりパッケージ版も同じアプリですので、同じ理由でEl Capitan以降で仕事に使うのはあきらめてください。


◉注記1:
Adobeが動作保証しているシステムバージョンの一覧は公式にはなく、「実験る~む」の中の人が頑張ってまとめてくれています。
自分めも:Adobe製品の必要システム構成の一覧表(CS1~CC 2017対応版)
AdobeがCS6で動作保証しているのは、OS X 10.9 Mavericksまでです。ここで私が「OS X 10.10 Yosemiteまで」と書いた根拠は、以下の通りです。


◉注記2:
CS6をどうしてOS X 10.11 El Capitan以降で仕事に使ってはいけないのか。
例えば、游明朝体はEl Capitan以降で仕様が変更されています。
OSX附属の游明朝体はInDesignで気をつけよう
游明朝体だけでなく、ヒラギノもEl Capitan以降で仕様が変更されています。
OS X El Capitan(10.11.2)搭載のヒラギノフォントと 弊社製品版フォントについて

仮にあなたがEl Capitan以降でCS6が使えたとしても、印刷会社で同じ環境を用意できるとは限りません。あなたが納品した.inddを印刷会社がEl Capitan未満でCS6で開くと、上記のフォントが使われていたら、文字組みが変化して事故になってしまう可能性が大いにあるのです。

仕事では「.inddが自分以外の環境で開かれる」ことが必ずあります。あなたのところだけEl Capitan以降でCS6が使えたところで、はた迷惑でしかないのです。

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