OSX附属の游明朝体はInDesignで気をつけよう

OSX附属の游明朝体は10.10 YosemiteでAdobe-Japan1でしたが、10.11 El Capitan以降でAdobe-Identity-0に変わっています。

このROS変更は、InDesignのアキ量設定に影響を与えます。とくに和欧間のアキへの影響が大きい。つまり、.inddを開くときのmacOSのバージョンによって、游明朝体の箇所で、なかったはずの和欧間が発生したり、あったはず和欧間が消失したりして、事故になる可能性が大いにあるということです。

詳しくは下記のツイートから連投で説明していますので、日付の箇所をクリックしてご覧ください。

追記1:
游明朝体のROS変更はフォントベンダーがしたのではなく、Apple側が「36ポかなを取り込んで.ttcにまとめる」ときにやってしまったことです。
なお、游ゴシック体はAdobe-Japan1のままで変わりません。

追記2:
字游工房|JIYUKOBO | OS搭載の游書体について
こちらからダウンロードできるPDF資料では、El Capitan以降の游明朝体もAJ1-6と書かれています。これは正しくもあるし、間違いでもあります。グリフとCMapとGSUBはたしかにほとんどAJ1-6準拠です。しかし、フォント内のROS情報はAdobe-Identity-0です。アプリはAJ1ではなく、Adobe-Identity-0のフォントと認識しています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です