+DESIGNING vol.34 こぼれ話

+DESIGNING vol.34 の『Glyphs Mini & OTEditクイックガイド』を担当しました。フォローページ も設けましたので、ぜひそちらとあわせて読んでくださいね。

さて、ここでちょっとこぼれ話を。今回のお話をいただいた時、真っ先に思い浮かべていたのは、15 年ほど前の DTP WORLD の別冊付録でした。そこに書かれていた『Fontographer 外字作成のコツ』で、はじめて私はフォントを作ることができたのでした。もちろん今も大切に保管しています。

一枚ウワテの文字テクニック

とにかく画期的な内容でした。当時知りたかった以上のことが書かれていて、どれだけ助けられたことか。私だけでなく、当時この冊子に助けられた方は多かったのではないでしょうか。そして今に至るまで、これ以上のものは見たことがありません。

しかし、この冊子の時代は Illustrator 7 の頃で、フォントも Type 1 の作り方です。そこで、この冊子の後継となる OpenType 版を書こうと思ったのでした(もうほんとに僭越ながらです)。そうしてなんとか形にしたのが『Glyphs Mini & OTEditクイックガイド』でした。

ここから実はびっくりすることが。先ほど DTPの勉強会 第11回 に参加しまして、その後の懇親会でのことです。会話がいつしか往年の DTP WORLD のことになり、そこで「こういう別冊付録がありましたよね」と聞いてみたところ、目の前にいらした mottainaiDTP の照山さんがなんと「私が書いたものです」と。その冊子には書かれた方の名前がなく、ずっと謎だったのですが、これまで何度かお目にかかっていた照山さんだったことにもう驚くやら嬉しいやら。

この場であらためて、あの冊子の初心者にも分かりやすい丁寧な説明で助けられたこと、そして今回の +DESIGNING で「丁寧」と評価されたのも照山さんのおかげであることを深くお礼申し上げます。

4件のコメント

  1. おお!私も保存しています。謎が解けました!

  2. びざーるさん、
    もしかしてブッシュナイフのN嶋さんですか?
    あぁ、ものかのさんとN嶋さんに読んでいただけていたなんて
    なんて幸せなんだろう!と感激しています。半泣き……。
    あの仕事を担当できて本当によかったです。

    とはいえ、過去の仕事を振り返ってばかりではなく、
    ちゃんと勉強していかなくてはとつくづく思います。
    ここ数年、本当にさぼっていました。

  3. 今夜はビザールさんと照山さんのご対面が実現しましたね。
    照山さんの感激ぶりに私もうれしくなりました〜

  4. あの場でも申し上げましたが、コンピュータ関係のライティングなんて恐れ多いと腰が引けていた僕を勇気づけてくれたのが、とてもソフトで分かりやすいビザ−ルさんの本(特にDTPブッシュナイフ)だったのです。恩人です。

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