今、DTP業務でM1 Macを使うのは愚行

今現在、発売されたばかりのM1チップ搭載MacでDTP業務をしようとして、トラブルに見舞われてしまい、困っている人たちが続出しています。
はっきり言いましょう。今、DTP業務でM1 Macを使うのは愚行です。

M1 Macを購入し、情報発信している方々は、アーリーアダプター層です。彼らは新しいM1チップでのトラブル発生をむしろ望んでいるくらいの人柱たちです。そんな彼らの「速い速い」という無邪気な情報発信を鵜呑みにしてはいけません。

DTP業務では、なによりもトラブルのない安定した設備が求められます。「トラブルのない安定した設備」とは、すなわち、不特定多数の人たちが長期にわたりDTP業務で使い続けてきた実績のことです。M1 Macにその実績はまだ微塵もありません。

今、実績がないM1 MacでAdobeアプリが正常動作しないのは当たり前です。正常動作するようにこれからフィックスされていくのですから。トラブルに見舞われて困ってしまっても、その責任はAppleにもAdobeにもなく、アーリーアダプター層でもないのに拙速にM1 Macに手を出してしまったその人自身にあります。

こんなことは、DTPで業務をする上で、最低限の情報リテラシーなんですよ。

追記
この記事は、M1 MacでAdobeアプリが正常動作しなくて困り果てるような人たち向けです。そういう事態に陥るのを予見もせず(代替設備を用意することもせず)困り果てること自体が情報リテラシーに欠けているのです。

3件のコメント

  1. お世話になっております
    かなり前に「InDesign CS6をまともに仕事で使えるのはOS X 10.10 Yosemiteまで」の記事で、ご質問させていただきました。koroと申します。
    使っているimacが不安定になり、購入を考えています。
    M1 imacは魅力ですがAdobeソフト(Illustrator、Photoshop、InDesign、Acrobat)を使って仕事をしているので
    今回はインテル版imacと思います。
    ただM1 imacは気になります。
    ものかのさんは、仕事で使えるM1 imacは、何年後くらいがいいのかご意見を聞かせていただければと思います。
    ざっくりとした質問で申し訳ありません。
    よろしくお願いします。

  2. 現在(2021年5月)、M1 Macで使えるAdobe CCは、2021のみです。
    2021のARMネイティブ対応が成功すれば、2021を仕事で使えるのではないかと思っています。

    2021のアップデートは、2022をリリースした時点で(よほどひどい不具合が発生しない限り)完了します。この2021最終アップデート版でネイティブ対応がうまくいっているかどうかを見極めることになるでしょう。

    2021最終アップデート版のネイティブ対応がいまいちだったら、さらに1年後の2023リリースで、2022最終アップデート版が使いものになるかどうかを見極めることになるでしょう。

    追記
    macOS Big Surで、特定のフォントがPDFに埋め込みできない(PDF書き出しでエラーになる)致命的な不具合が発覚しています。macOS側に原因があり、しかもアップデートで修正されても後にアップデートすると再発したりして、まだこの問題の終息が見られません。macOSも最終アップデートまで待った方がよいかもしれません。

  3. ものかのさん、お返事ありがとうございます。
    2021最終アップデート版ですね。
    それから、macOS Big SurのPDFに埋め込みできない不具合!
    知りませんでした!こちらのほうが大事な情報ですね。
    早く解消してほしいです!
    ものかのさん、ありがとうございました。

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