SPAi 3.5.2

SPAi アイコン

SPAiを3.5.2にアップデートしました!
ダウンロードはSPAi専用ページからどうぞ。

macOS Catalina 10.15で、SPAiのキーボードショートカットが反応しない環境があるようです。ウチのCatalinaでは反応して使えているので原因不明だったのですが、もしかするとこれかな? というところがありましたので、その対策を施してみました。反応しない環境で確かめてもらえると助かります。

小さいアプリ 3つ

小さいアプリの新作やアップデートをしました。

Font Name Extracter
フォントファイルからフォント名を抜き出す新作アプリ。

Font File Bundler
こっそり公開していたFont File Organizerを改名し、v3にアップデート。

Hitujun Lite M2019
筆順フォントの筆順用文字を生成するアプリ。以前公開していたのですが、モリサワ2019年版筆順書体用に作り直し、必要最小限の機能だけにしてv4にアップデート。

なると巻きの終焉

9年前、このような記事を書きました。
InDesignの異体字属性伝染と文字化け(深刻なバグ)
この問題を解決するために「なると巻き」というアプリを作って公開しました。ずいぶん長く放置していたので、そろそろ改修するかなと手をつけはじめたら、数時間後に挫折しました! 以下は挫折した理由。

なると巻きは、こんなことをしていました。

  1. indd内で「aaltとnaltが付いた文字」をすべて取得する。
  2. それらの中から不正なものを抽出する。
  3. 抽出したらフローティングウインドウのリストに一覧表示する。

この2番目で不正かどうかを判別するために、フォントファイルからcmapとGSUBを抽出して照合します。9年前と違い、ここにいまどきの壁が立ちはだかります。

Adobe Fontsのフォントは、indd内からフォントファイルのパスが得られません。まあ別の方法で得ようと思えばできるんですけど、ただでさえ異様に複雑だったのに一層複雑化してしまいます。さらに、フォントが.ttcだったら、IndexとかOffsetでさらに調べないといけません。まあFontBBox Viewerでやったことなのでやろうと思えばできるんですけど、ますます複雑化してしまいます。

9年前とはフォントの環境がかなり変わってしまったんですね。ここまで複雑化してしまうといっぱいいっぱいです。こうして、なると巻きは私の心が折れて終焉を迎えました(既存のなると巻きはまだダウンロードできるようにしておきます)。

代替案

9年前と大きく変わったのはフォントだけではありません。Adobe DTPの環境も例の変節のせいで同じバージョンを長期間使い続けるのが難しくなりました。今は上位バージョンで開いて改訂することが多くなりました。

inddを上位バージョンのInDesignで開くとき、皆さんはもちろんPDFで差分をとって大きな変化が発生していないか確認していますよね。異体字属性の伝染が原因の異体字化けは、今はこの時点で見つけられます。なると巻きで探さなくてもなんとかなるわけです。

ただし、それでも異体字化けを標準機能で直そうとすると、字形パネルでフィーチャーが付かない素の文字コードの箇所を選んでダブルクリックするしかありません。これはストレスフルな作業です。

そこで、なると巻きで使っていた「異体字属性の伝染が原因の異体字化けを直すAppleScript」を配布します。異体字化けの文字を選択してこのスクリプトを実行すると直ります。すこしは作業が軽減できるのではないでしょうか。

異体字化けを直すAppleScript
↓ .scptを開くと化けてしまうときはこちら。
異体字化けを直す.applescript

追記
YusukeさんがJavaScript版を作ってくれました!
replaceAlternateGlyphs

浮紙 8.3.3

浮紙を8.3.3にアップデートしました!
浮紙ダウンロードページ

macOS Catalina 10.16で各種ファイルアイコンに意図しない影響を与えていたのを修正しました。(Thanks! 土山さん)
テーマの設定を変更しても保存されない場合があるのを修正しました。
システム要件がOS X 10.10以降になっていたのを10.9以降に戻しました。

Glee 1.16.3/Glow Id 2.0.3

GleeとGlow Idをそれぞれアップデートしました。
Glee & Glow | macOS & InDesign

  • 修正 バージョン情報の検出に失敗することがあったのを直した。
  • 機能追加 「開く」ボタンがグレーアウトして押せなくても、commandキーを押しながらリストをダブルクリックすると無理矢理にそれで開くようにした。

InDesign 2021(v16)対応のため、バージョン情報の検出方法を見直したのですが、動作確認が甘く、検出に失敗することがありました。今回のバグフックスバージョン「3」で、すべて解消できたのではと考えています。

InDesignはCS6 v8.1(2015年1月リリース)以降に、上位バージョンで保存されたinddをCreative Cloudサービス経由でIDMLに変換して開いてしまうSimple Save Back機能が付いています(CC系は2015年2月の2014.2リリ−スから)。今回追加した「無理矢理開く」は、このSimple Save Backを意図的に利用できるものといえるでしょう。